農業を通じて
たくさんの笑顔をつくりたい。
フィールズ・ザ・ベースは2019年から活動を始めたアグリチームです。
未来に向かって誰かがやってくれるのを待つんじゃなくて、やれることを自分たちでやろう。栽培から食べることまでに責任をもって、誰もが笑顔になれる楽しい農業をやろう。そんな思いで、いちご栽培をスタートさせました。
元は小学校。セカンドステージも
人が集まる場所にしたい。
THE 610 BASEの建物は中六人部地区の歴史ある小学校でした。2018年にはその歴史に幕を閉じ、廃校となりました。
学校は、地域の子どもたちの大切な学びの場であったのと同時に、コミュニティの中心でもありました。災害時には、地域の方々を守る避難所にもなります。大切な場所なのに、今後ずっと地域の方々だけで学校を維持・メンテナンスしていくのは、あまりにも難しい。地域の方々や行政と話し合いを重ね、私たちがここに農業の拠点を築くことで、様々な地域課題の解決にも挑戦することにしました。
農業と食をテーマに、
地域と人を結ぶ場所へ。
FIELDS THE BASEの運営母体は、70年以上、福知山市でIoTや電気設備の事業をしてきた井上株式会社です。
農業は畑違いですが、実は数年前から、農業へのIoT活用を模索するためにいちご栽培を行い、農業指導を受けていました。テスト運用に手ごたえを感じて本格的に事業化させようとしていたのと同じタイミングで、廃校になったばかりの小学校があることを知ったのです。
だから「THE 610 BASE」は、私たちにとってはじめてのことだらけ。農業への挑戦であると同時に、地域と人を結びつけることへの挑戦でもあります。
実際に始めてみたら、仲間がいっぱいできました。地域のおじちゃんは、ここを「廃校」とは呼んでほしくないと言いました。いちごの商品名を考えている時に、ご自分のアイデアを持ってきてくれたおばちゃんもいます。面白そうなことしてるじゃないかと、立ち上げを支えてくれたクリエイターもいます。
みんなでつくって、みんなで楽む。
「THE 610 BASE」は、そういう基地にしたいと思っています。